一宮市の相続相談

一宮市のお祭りと言えば夏に行われる七夕祭りです。商店街の天井からつるされる飾りは迫力があって、お祭りの目玉です。一宮市内に住むほとんどの人たちが訪れるこのお祭りは今年もやってきます。私の大好きな露店もかなりの数が出店すると聞いています。私の大好きなイカ焼きはあるのかなぁ……、ともうそっちの方が心配でなりません。しかし問題があるのです。実は私石黒法務事務所の司法書士なのです。

 

この時期になると沢山の相続に関する悩みを抱えた人たちが押し寄せるのです。よくこんなに相続で悩んでいる人がいたもんだ、と思うほど法務事務所は忙しくなるのです。去年はどうにか時間ぎりぎりに終わる事が出来たのでかろうじて間に合いましたが、今年はどうなる事かと心配です。はたして七夕祭りに行く事が出来るのでしょうか。不安です。一宮市の石黒法務事務所といえば相続問題のスペシャリストと言われるくらいの実績を残してきています。ですから一宮市民の方々の信頼の厚さは物凄い物があります。

 

相続問題を別の法務事務所などに頼もうものならご近所の皆さんから何を言われることかわかったものじゃありません。先月行われていた隣のおばあちゃんのお葬式の跡の相続問題も石黒法務事務所が手を入れてすぐに解決させています。それがうわさとなって色々なところから相談や依頼が殺到しているのです。ウチの家も私は覚えていませんが以前相続問題の事で石黒法務事務所の方にお世話になったと言っていました。それもあってか私の中で石黒法務事務所は相続問題以外の事でもなってくれると信じています。

 

そして七夕祭りの当日私は、今日は早く仕事を終わらせてやるぞぉ、と息巻いていると閉店時間ぎりぎりにお年寄りの方が一人ふらふらと現れて相続問題の相談を始めました。私はこの時、あぁ、今年はだめだぁと堪忍しました。奇跡でも起きない限り最後の相続問題は終わらないでしょう。一宮の七夕祭りはそろそろ始まる時間です。

 

するとそのおばあちゃんはなんと「あぁ、ダメだがや、七夕祭りが始まってまうわぁ……」と言って席を立ったのです。私は今年は奇跡が起こった、と思いました。これですぐにかたずければまだ間に合う。私は急いで片付けて事務所を後にしました。どうやら間に合いそうです。私は今年もなんとか一宮市内の七夕祭りに間に合う事が出来ました。相続問題も今日は私に味方をしたように思えました。あのおばあちゃんもしかすると七夕祭りの神様なのかもしれません。僕を態々祭りに間に合うように出てきてくれたのかもしれません。